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スマホ認証に「SMS」活用のすすめ

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これまでモバイル端末からWebサービスを認証のうえ利用する場合には、ユーザーのメールアドレスと、携帯電話であれば個体識別番号による認証が主流だったが、この“個体識別番号が使えない”スマートフォンへのユーザーの移動が進むにつれて、安全で確実なユーザー本人の認証を行うための新たな手法が求められている。

 

選択肢のひとつに取りげたいアイデアに、NTTメディアクロスが開発した『空電プッシュ』がある。

 

 

『空電プッシュ』とは、会員サービスなどを運営する企業が、その会員やサービス利用者に対して、携帯電話の電話番号と利用キャリアの情報を元に、簡単に携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)を送信できるサービスのこと。

 

ちなみに、SMSとは、携帯電話同士で短い文字メッセージを送受信できるサービスのこと。国内のSMSとしては、NTTドコモの「ショートメール」や、auの「Cメール」などがある。文字数は数十文字程度までで、相手が通信可能範囲にいない場合は「通信可能になり次第」配信という仕様が一般的となっている。

 

NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの国内キャリア5社は、2011年7月13日から、SMSサービスに関して、各社が契約するユーザー間でやり取りできるようにする「事業者間接続」を開始しており、データベースを構築してSMSを送信したり、特定の電話番号に手動でSMSを送信することも可能となっている。

 

特に、KDDI、沖縄セルラーは、同日より、法人音声定額FMCサービス「KDDI ビジネスコールダイレクト」に、内線番号を利用して定額料金内でCメール送受信が利用できる「内線Cメール機能」を追加した。「KDDI ビジネスコールダイレクト」に登録されたauケータイ、auスマートフォンおよびPC内だけのセキュアなメールのため、迷惑メールなどの心配がなく、安心して利用できるとしている。

 

ちなみに、「KDDI ビジネスコールダイレクト」とは、au携帯電話サービスとKDDI固定電話サービスを利用した業界唯一のボイスクラウドサービスのこと。

 

また、NTTドコモは、2011年4月1日から、「SMSセンタープッシュサービス」を提供している。同サービスは、法人向けソリューションでの活用を想定しており、導入企業の設備から通信モジュール搭載の機器や携帯電話宛にSMSを送信するというもの。

 

今回のサービス開発には、前述したようなSMS利用を促進するキャリアの動きが背景にあるようだ。

 

これまで、ビジネス活動においてメッセージを送る場合、電子メールでの送受信が主流となっていたが、メールアドレスには変更が容易である点や、登録時の打ち間違いによる送信エラーが起きやすい点などにより、不確実性を疑問視されることも少なくない。そのため、メールを送った直後に、メールが届いたか確認する電話をかけるといった笑えない例もある。

 

一方、変更される可能性が低い電話番号に対してメッセージを送るこのサービスでは、メッセージが届く確実性は高まるものとみられている。また、電話番号は、携帯電話1台につきひとつしかないもので、最近では『ナンバーポータビリティ』の普及により、キャリアを変えた場合にも番号が変わる可能性はより少なくなっている。

 

ソーシャルサービスを利用する上で「1携帯端末(利用者)=1アカウント(ユーザ)」の原則を実現する手段として、SMSによる本人認証の手続きは、ある意味「確実」とも言えそうだが、SMSで気をつけたい点は、送信側が通信量を負担すること。「パケット定額」が当たり前のスマートフォンだが、従量制へと移行することになれば、使い過ぎに対する注意が必要となってきそうだ。

 

そもそもスマートフォンは「世界基準」で開発されており、基本はIPアドレス。個体識別番号は、国内で製造されたガラケーならではの「負の遺産」ともいえるわけで、『かんたんログイン』などのサービスが、その利便性と引き換えに、セキュリティの脆弱性を抱えてしまっていた状況が、実はユーザーにとって理不尽なものだったのかもしれない。

 

[参照サイト]
iPhone+docomoまとめ
NTTメディアクロス プレスリリース2
NTTメディアクロス 「空電プッシュ」
KDDI プレスリリース 「KDDI ビジネスコールダイレクト」における「内線Cメール機能」の提供について
NTTドコモ プレスリリース 「SMSセンタープッシュサービス」の本格提供を開始

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