ソニックウォールは、3月1日、同社のSSL-VPNおよび次世代ファイアウォール製品を導入している企業ユーザー向けに、Android端末向けSSL-VPN接続アプリ 『SonicWALL Mobile Connect App』を提供開始したと発表した。同アプリは、同社が国内で提供する、すべての製品に対応しており、Androidマーケットから無料でダウンロードできる。
VPN(Virtual Private Network)とは従来専用線でないとセキュリティ的に問題があるような拠点間通信などを、一般的なインターネットを通じて通信ができるように、通信経路の暗号化を行うもの。今回は、SSL(Secure Sockets Layer)といった、Webサーバとのやりとりを暗号化してくれる技術が採用されている。

画像:『App Store : SonicWALL Mobile Connect』より
ちなみに、iOS端末には、すでに対応済みで、2011年12月2日から、「iPhone」、「iPad」などのApple製品向けに、App Storeを通じて、ダウンロードが可能となっている。
同製品は、Androidを搭載するスマートフォン/タブレット端末から、社内ネットワークなどのリソースにアクセスする際に、トラフィックを暗号化し、マルウェアなどの脅威を排除するというもの。
「End Point Control(EPC)」機能では、ネットワークに入る前にアクセスを許可された端末かどうかが識別されるうえ、アクセス時に次世代ファイアウォールで トラフィックをスキャンされることで、組織のポリシーに遵守しているかを確認し、Android端末による外部との通信にも社内ネットワークと同等のセキュリティを確保することが実現できると期待されている。
「SSL-VPN」は、基本的にブラウザ、つまりWebアクセスによって行われる。サーバー等の変更が最小限で済むことから、コストの面でも採用を検討する価値はあるのだろう。
VPNとは、情報を、いわゆる“トンネル”を通すことで、その秘匿性を高めるというもの。その技術と“クラウド”は、はたして両立しうるコンビだろうか。
OKIは、オフィスIT機器向けクラウドおよびLCMサービス群を『EXaaS SmartWorkspace(エクサース スマートワークスペース)』と称し、展開をしている。
同社は、その一環として、社内の情報やシステムをスマートフォンやタブレットから安全かつ簡単に利用できるようにするクラウドコンピューティングサービス 『EXaaS Mobile Desk(エクサースモバイルデスク)サービス』の販売を開始している。なお、サービス提供は、2012年1月から開始されている。

画像:『OKI プレスリリース「スマートフォンから社内業務システムにアクセスするASPサービス「スマートフォン@PTOPR」を販売開始」』より
同サービスの導入により、ユーザーは社外からいつでも必要な時に、社内の情報へのアクセスが可能となる。その際、スマートフォンやタブレット内部にはファイルを残さないため、社外秘レベルの必要な情報の閲覧にも適すると期待されている。
さらに、社内のIP-PBXと連携して、社外から内線電話を利用することができたり、認証、暗号化により安全な通信を行う「VPN接続機能」、端末の資産管理とセキュリティ管理を行う「端末管理機能」を基本機能として揃えられており、導入面でのコスト削減に有利な特長もある。
スマートフォン向けWebサイト作成のトレンドは、HTML5とCSS3の組み合わせと言われるように、ブラウザが基本となる操作環境の整備が急速に進みつつあるようだ。ネイティブアプリなどに比べると、開発にかかるコストは抑えられるし、プログラマにしても新たなスキルの獲得にハードルは高くない。
さらに、スマートフォンへの対応は、PCと同等の機能を有するこのモバイル機器への技術を高めることで、PCへフィードバックできるという効果も考えられよう。
モバイル・セキュリティに関しても、同様の流れとなるのかもしれないわけだが、簡単な操作とセキュリティ強化の両立は困難なもの。
「シンプル」な作りは、 「イコール・簡単」ではなく、「攻撃された際の検知と後処理」を明確にしてくれる効果がある。使うツールの“善悪”を理解してこそ、インターネットを介して情報をやり取りする資格が備わるといえるのではないだろうか。
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