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「携帯市場」シェアと利益のアンバランス

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米Canaccord Genuity社が、2012年第1四半期の数字として明らかにした調査結果によると、Apple社とSamsung社の2社だけで、世界の携帯市場における「利益」の99%を占めているといいます。そのうち、Apple社は、73%を獲得しているのですが、世界の携帯市場における同社のシェアは、8.8%にとどまっているそうです。

ちなみに、Samsung社は、23.5%。ただ、これは携帯電話全体の数値で、スマートフォンに限った場合には、Samsung社が29.1%、Apple社が 24.2%となっている。

普及が爆発的に進んでいるとしても、携帯電話全体の範ちゅうからすれば、現時点で既存の携帯電話ベンダを、Apple社が凌駕したとは言い難いのですが、いまだ市場シェアを有しているベンダが、スマートフォンへのシフトにまごついて、ユーザーを急速に失いつつある現状から見ると、“利益面での格差”はあながち一過性のものではなさそうです。

その要因として、同レポートでは、「Apple社とSamsung社が競争しているのは、ハイエンド市場であり、販売台数を確保するための“端末値下げ”戦略が必要なかったためではないか。」と指摘しています。

その可能性から、スマートフォンは、どこまでも高価なものも作ることができるし、安く抑えることもできます。「iPhone」に見られるマイナスのデザインは、余分なものを削ぎ取った斬新さがユーザーの支持を得たと言われてきましたが、それは低価格で提供するというわけではなく、これ以上は省略できないコアな部分の価値を高めることに、本来の目的があったのでしょう。

いまだに、「iPhone = スマートフォン」と考えている人は少なくありません。ここに、シェアが伸びなくても、Appleがあわてない理由があるのではないでしょうか。ネットや店頭で興味を持ったスマートフォンやアプリが「AndroidもしくはAndroid対応」とあれば、じゃあ「iPhoneもしくはiPhone版」は?と、まず考えるにちがいありません。いや、「iPhoneで作ったもののAndroid版?」と思うかもしれない。それだけのイメージをユーザーに植え付けた、Apple社の販売戦略の勝利というべきでしょう。

普及の先には、日本であれば「改善」なのだろうが、世界では「改革」が求められます。 「iPhone」のリリースの頻度を極力減らす手法は、カスタマイズの容易さから次々にモデルチェンジを繰り返す「Android」と比べた時に、その「一歩」への期待を高める効果をもたらしています。スマートフォンの船頭となっている「iPhone」。Apple社と他社の格差が縮まる日はくるのでしょうか。

[参照サイト]
arstechnica.com 「Apple dominates global handset profits as smartphone sales shoot up」
arstechnica.com 「Samsung, Apple continue smartphone market share tug-of-war」
Forbes.com 「Samsung, Apple, Quite Literally, the 99%.

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