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本は「読書」するものか?

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活字離れが叫ばれた時代も今は昔、スマートフォンやタブレットの普及により、ケータイ小説とは別物の“モバイル読書術”は、新たなカルチャーを生み出しています。

インターネット上で読書の感想を共有できる“ソーシャルリーディング”サービスである『ブクレコ』は、ユーザー同士が読んだ本のレビューを共有できるというものです。既存の交流サイト(SNS)のアカウントで、サービスにログインできる特長を持ち、2011年12月の開設以来、会員数は約 5万人に拡大しており、レビュー数は、約4万5,000件に上ります。

また、ペーパーボーイ&コーが2004年に始めた『ブクログ』の利用者は、50万人を超えます。自分の「本棚」をネット上につくり、感想を共有する方式のためなのか、女性の割合が56%と多数派である点が特徴ともいえます。

一方、こういったソーシャルリーディングに特化したサービスではなく、既存のサービスを利用した草の根の取り組みもあります。

「Twitter」を利用して、 月に1度開かれているのが『Twitter読書会』。課題となる本や読書に関するテーマを設定し、参加者が自由に感想などをつぶやく。「ハッシュタグ」と 呼ばれる目印を付けることで、Twitter上でお互いに感想を確認できる仕組みです。

こういった、「読書」本来の楽しさを現代風にアレンジしたサービスが活気を帯びる中、いささか趣を変えたサービスが、ひとつ生まれました。

電通は、ARアプリサービス『ミル+(ミルタス)』を、6月末より本格稼働すると発表しました。

同アプリは、スマートフォンのカメラ機能を利用した仮想現実(AR)ソフトウェアです。専用アプリを現時点で公開されている「App Store」から無料でダウンロードして、インストール後起動。自動起動したカメラモードのスマホを、書籍の表紙にかざせば、書籍にまつわる“お楽しみコンテンツ”が用意されたWebサイトへ自動アクセスし、本を読む前に、その書籍に関する事前情報を得ることができるというものです。書籍への関心をより高める効果があると、期待されています。

機能だけ聞く限りでは、オフラインからオンラインへの誘導という意味で、“QRコード”との違いがわかりにくいのですが、最新のバージョンでは、Twitterボタンの表示や口コミ表示といった機能が追加されており、SNSと絡めることで、横の拡がりに期待しながら、本を選ぶ段階での書籍に対するイメージの“共有”を図る意図があるのかもしれません。こういったケースでは、当の書籍よりも付帯情報に 関心が集まり、ある意味、本家を見ずに「スピンオフ」が生まれる可能性もありそうです。

ただ、本を読んで欲しいのか本に絡めて何かを売りたいのか、わかりにくいサービス提供者側には、本を読んだ感想を共有する場のみあればよく、その場を活用しながら、コミュニティを作り上げる過程を楽しみたいユーザーの視点が感じられない面も否めないようだ。

[参照サイト]
電通プレスリリース「出版文化の活性化に向けて、店頭での書籍プロモーションを可能にする – 新しい AR アプリサービス「ミル+(ミルタス)」を本格稼働」
ミルタス
ブクレコ
ブクログ
ダ・ヴィンチ電子ナビ 「Twitter 読書会」

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